Livesumai コンセプト

南海トラフ地震など自然災害のリスクに備える家づくりにおいて、とても大切な「構造計算」。

しかし、これまでの日本では、一般的な2階建ての木造住宅では、義務ではありませんでした。

そのため、家を建てはじめてから初めて「構造計算」という言葉を知った、あるいは、知らないまま家づくりを終えた、という方も少なくなかったのです。

しかし2025年から、ようやく構造計算の義務化が進み始めました。

これは、安心・安全な住まいをすべての人に提供するための、大きな一歩です。

構造計算の結果は「構造計算書」 と「構造計算保証書」としてパナソニックが発行したものをお客様にご提供いたします。

とはいえ、その基準はまだ"最低限の強さ"にとどまるもの。

将来の大地震や気候変動に本当に備えるには、それ以上の「強さ」が必要だと、私たちは考えています。

だからLive Sumaiの家は、これまでも、これからも、全棟で構造計算よりも、さらに緻密な許容応力度計算を実施しています。

しかも、388項目に及ぶチェックをすべての建物に適用。その家ごとに最適な強さを、科学的に確かめてから建てる。これが、私たちの当たり前です。

法律が変わった今でも、Live Sumaiは一歩先を行く構造の安心を届けています。

テクノストラクチャーでは、国の基準にとどまらず、独自の厳しい基準を設けています。

そのうえで、法律をはるかに上回る388項目（多雪地域では最大440項目）の構造チェックをすべての建物で実施。

地震や風、雪などの力が加わるほぼすべての部位の強度を確認し、住まい全体のバランスがしっかり保たれるよう、細部まで緻密に検証しています。

木材には、自然の特性があります。
縦の力には強いけれど、横の力には弱い――
そんな“クセ”があるのです。

たとえば、柱のように縦に使うと、しっかりとした強度を発揮しますが、梁のように横向きに使うと、重さに耐えきれずたわみやすくなってしまいます。

この特性は、木造住宅の構造を考えるうえで、見過ごせない大切なポイントなのです。

テクノストラクチャー工法では、木の弱点を鉄で補強した独自の部材「テクノビーム」を使用しています。

横向きに使うとたわみやすい木材に、鉄の強さを加えることで、梁（はり）の“たわみ”を大幅に軽減。

年月が経っても骨組みのゆがみが起きにくく、住まいの耐久性をしっかり保ちます。

さらに、地震などの一時的に大きな力がかかるときにも、構造がしっかりと踏ん張ってくれる――
そんな安心感が、テクノストラクチャーにはあります。

テクノビームの鉄部分には、サビや腐食から守るために「溶融亜鉛めっき処理」を施しています。

これは、鉄を高温で溶かした亜鉛でしっかりとコーティングすることで、表面に傷がついた場合でも、亜鉛が先に酸化して鉄の腐食を防ぐという仕組み。

テクノビームの芯材に使われる軽量H形鋼もこの処理を施しており、住宅の長寿命化に貢献します。

その結果、住宅性能表示制度における「劣化対策等級3（最高等級）」の基準を満たす、高い耐久性を実現しています。

構造の強さを長く保つための、確かな耐久対策も施されています。

Live Sumaiでは、すべての建物に対して、大手パナソニックの構造技術者が現地で直接検査を行います。

構造計算通りに施工されているかをはじめ、接合部のボルト1本1本に至るまで緩みがないかを徹底チェック。

住まいの「見えない安心」を守る、日本トップレベルの厳しい検査です。

さらに、Live Sumaiの家は、地元の経験豊富な有資格者による確実な施工により、これまで一度もパナソニックの構造検査で指摘を受けたことがありません。

高い技術と誠実な施工が、「本当の安心」を支えています。

テクノストラクチャー工法に、さらなる安心をプラスしたのが「テクノストラクチャーEX」。

梁のたわみを抑える「テクノビーム」で耐震性能を高めるだけでなく、揺れのエネルギーを吸収して建物の損傷を抑える「テクノダンパー」をプラス。

この“耐震（テクノビーム） × 制震（テクノダンパー）”の掛け合わせが、繰り返す震度7クラスの地震にも力を発揮します。

テクノダンパーには、高層ビルにも採用されている「座屈拘束技術」を使用。温度変化や経年劣化にも強く、長く性能を発揮し続ける高い耐久性が特長です。

揺れを受け止め、変形を抑え、ダメージを残さない。
テクノストラクチャーEXは、“繰り返す地震”にしっかりと備える住まいの新しいかたちです。