耐震住宅工法テクノストラクチャー
Q.「木の家って、たわみは大丈夫?」 A.木+鉄の複合梁「テクノビーム」で、たわみの進行はほとんどありません。
住宅の重みを支える柱は時間の経過とともに若干のたわみが生じます。 特に木製梁は、加重がかかり続けると、たわみの変化が年々増し、家の骨組みがゆがんでしまう可能性も。
従来型(木製梁)の場合
長時間の加重によって、たわみが進行し、引き戸の開閉がしにくくなったり、建物がゆがむ可能性も。
テクノビームの場合
長時間加重がかかってもたわみはほとんどなく、時間がたっても引き戸の開閉はスムーズで、構造体の制度も保たれます。
Q.「木の家って、強度は大丈夫?」 A.独自の接合金具で、部材の切り欠きを減らし、木造の弱点を強化します。
テクノストラクチャーでは、切り欠きを最小限に減らし、接合強度を高めた金具で住宅の強度を高めてます。
<柱と梁(土台)の接合部>
在来工法の場合
一般的な木造の「ほぞ加工」では、木が極端に細くなり強度上弱くなる場合があります。また、接合部を補強する金具を取り付けるので、さらに切り欠き部分がおおくなる場合も。
※赤い斜線の部分が切り欠き部分です。(ほぞ加工等を行った際に、木材を切り欠いた部分)
テクノストラクチャー工法の場合
柱と梁や土台など、引き抜き力がかかる接合部にはほぞ金具にドリフトピンを直角に打ち込む「ドリフトピン接合」で引き抜き力に対抗。さらに、木材の切り欠きを最小限にするためのオリジナル接合金具も採用しています。
Q.「建てる前に、強さを確かめられないの?」 A.「自動躯体設計システム」で全棟で事前に構造計算を行い、強さを確かめます。
いくら構造部材が強くても、従来のように構造体の組み方がカン頼みなら、耐震性の高い建物にはなりません。 そこでテクノストラクチャーでは、一棟一棟しっかり構造計算しながら設計を行う、安心のシステムを採用。
あなたの住まいを災害シミュレーションする 自動躯体設計システム
住宅の耐震性を測るために、テクノストラクチャーでは実働振動実験に加えて、一棟ごとの構造計算(=災害シミュレーション)を実施。住宅を実際に建てる前に、コンピューター上で地震や台風の力を再現し、その力に耐えうるかどうかを検証します。
<構造計算が必要な理由>
住宅の大きさや間取りが変わると、強さも変わります。
たとえば、吹き抜けがある家、3階建ての家など、形が違えば、その耐震性も変わります。
強さにとって大切なのは、耐力壁をバランスよく配置すること。
建物の強さのための耐力壁は必要ですが、かといってむやみに入れればいいというワケではありません。耐力壁をバランスよく配置して、建物の重さの中心(重心)の堅さの中心(剛心)のずれをできるだけ小さくすることが大切です。
「自動躯体設計システム」なら、建てる前に構造計算でバランスを確認できます。