家の外にも生活の幅が広がりました。
大分市に暮らすKさんご家族。木目と石積み調のアクセントが映えるオフホワイトの外観に、はためくブルーとホワイトのタープ。このタープの掛かっている空間にKさんのすまいの楽しみ方が詰まっています。
計画時からこだわりの条件の1つだった、リビングとウッドデッキをつなぐ大きな窓。LDKに設けた折れ戸の全開口サッシの幅は約3.5m、その先に広がるウッドデッキは幅5m、奥行2m。この広さがあればソファもラクに運び出せます。リビングからソファやラグを出せば、あっという間にアウトドアリビングの出来上がり。普段はダイニングのベンチがローテーブルに早変わり。さらにタープを張れば、一気にプライベートな空間に。観葉植物も持ち込むとタープの色も相まってリゾート感まで溢れ出します。
ステイホーム中は、ここで手作りピザを焼いて食べたりもしたのだとか。夏場はプールもウッドデッキの上に出せるので、タープが日陰づくりにもお役立ち。ご近所のお友達がたくさん集まってトランプ遊びまでやったというから、すっかり第2のリビングとして暮らしに馴染んでいるようです。
和室にも計画時からのこだわりがつまっています。小さな頃から書道に慣れ親しんできた奥さん。お子さんに書道を教えることのできるお部屋と、したためた書を飾る床の間がご要望でした。
書が映えるように計画した和室は、組子をあしらった戸棚や趣のある壁紙でモダンにコーディネート。書道の道具が仕舞えるように計画されており収納力も抜群です。床の間には今、お姉ちゃんの堂々とした書の掛け軸が飾られています。お姉ちゃんの真似をして妹さんも一緒に習いたいそうですが「まずは字を覚えてからね」と奥さん。
休日はウッドデッキでDIYの腕を振るうご主人さん。引き出し収納や大型デスク、最新作はブレッドケース、と至る所に作品が。引き出しは難しそうですが「1回やってみて、できる!ってわかったら次から次へと」作ってしまったのだとか。階段下の空間をうまく使って、手前にお子さんの洋服を収納、奥にコロ付きのお手製ランドセルラックを入れると、ここでお子さんたちの準備が全て揃います。
思い描いた通りのアウトドアリビングでしたが、そこには想像を超えた楽しい暮らしが広がっていました。